2019年10月01日
ホルスター製作 その4 カッパーリベット編

今回はカッパーヘッドリベットの取り付けをご紹介します。
日本ではカッパーヘッドリベット、シャフトリベット、ジーンズリベットなどと呼ばれているリベットですが、これも米国での正式名称ではありません。
興味のある方は勝手にググって下さい。
無垢のシャフトは銅や真鍮で錆びに強く丈夫です。
通常のカシメではカシメられない厚物でもカシメる事が出来ます。

取り付け方は、先ず予め開けておいた穴にシャフトを通します。

シャフトの先端はテーパー状になっており、ワッシャを被せます。

専用のリベットセッターでワッシャを打ち込みます。

リベットセッターもリベットのサイズごとに存在します。今回使用したリベットは9番なのでリベットセッターも9番用です。
このリベットセッターは使用頻度の高い9番と10番が兼用になっているタイプです。
リベットを取り寄せる際に注意しなくてはならないのは、数字の番手が若いほどリベットの直径が太くなる点です。

正常に打ち込まれるとこのような状態となります。

余分なシャフトを1mmほど残して喰い切り(エンドニッパー)などで切断します。

シャフトの切断面をリベットセッターの先端に設けられた窪みを使って打ち付け、形を整えます。

このような状態に成形出来ればOKです。

もう片方も同様に施工します。

カッパーヘッドリベットは米軍のレザーホルスターや革装備に多用されています。
見た目に特徴がある為、これが無くてはリペアも新規に製作も出来ません。
似ても似つかないリベットを使用した残念なレプリカが多い中、老人ナイフではこのようにパーツにもこだわって製作しております。

次回は縫製~完成編となります。

実は完成した作品を一足早く出品しております。
ご落札ありがとうございました。
オークションは10/6(日)終了です。くじやクーポンを有効活用してお得にGETして下さい。
Posted by 老人ナイフ at 12:04
│米軍M3ショルダーホルスター オート用│レザークラフト関連記事