2023年05月11日
米軍M10スカバード出品!


米軍M10スカバードを出品します!
ご落札ありがとうございました。


こちらも連休中に当部隊クラブハウスの整理で発掘したブツです。

M10スカバードはM8スカバードの改良型であるM8A1スカバードの後継モデルでM16用銃剣M7バヨネットの鞘として最終型となります。
1980年代から徐々に更新が進められ、2000年代初頭まで使われました。
湾岸戦争頃にはサンドカラーのバリエーションも作られたようですが、支給が間に合わず実際は黒の物にスプレー塗装をして使用した例が多いようです。
素材はM8A1までのコットンウェップやファイバーグラスからナイロンウェップや強化プラスチックに刷新され、一気に近代的な外観となっています。

製造ロットか納入メーカーの違いからかナイロンウェップの織り方や質感にはバリエーションがあるようです。
ウェップの織りや質感にも拘りや好みがあると思いますので、出品物現物の画像でご確認下さい。

当たり前ですが、ワイヤーフックとベルトループはピストルベルト対応です。

開口部にはブレードを固定する板バネが仕込まれています。
M8スカバードもそうですが、マイクロエースのプラモデルを収める際はこの板バネが障害になるケースがあります。
実物バヨネットも抜き差しを繰り返すと板バネによってブレードが傷だらけになります。

スカバード本体の刻印
ちなみに今回発掘した物の刻印内容は全て同じでした。

ナイロン製の紐が付属します。


M7バヨネット収納例

今回発掘した中にPX品と思われる物が1本含まれていました。
PX品?のご落札ありがとうございました。
海外ではM7バヨネット自体広く市販されており何をもって民生品とするのか判断が難しい部分はあるのですが、参考までに比較画像を載せておきます。
PX品の方はプラスチック素材の艶が強いように感じます。

ワイヤーフックの素材感や形状に若干の違いが認められます。
ナイロンウェップの織りや質感は非常に似ており、並べてみないと判別は難しいと思います。

刻印の内容が異なりますが、全ての実物を確認した訳ではありませんので同じ刻印内容の実物が存在しているかも知れません。

板バネに若干の形状の違いが認められます。板バネの形状まで確認する人はそういないでしょう。
板バネが仕込まれている事でPX物もプラ刃やゴム刃のダミーナイフ向けに作られた物では無い事が分かります。

M10スカバードの放出も年々少なくなって来ているようです。お探しだった方はこの機会にお求め下さい。
殆んどの購入者様がミリブロからアクセスしてくれているようですが、記事にせず出品するケースもありますのでオークションはマメにチェックして下さい。
その他老人のオークションは→こちらからどうぞ。

お陰様で
ミリブロ全国総合ランキング75位
ナイフカテゴリー1位
アウトドアカテゴリー2位
地域別カテゴリー3位 を獲得することが出来ました。(2023年5月11日現在)
いつもご愛読頂きありがとうございます。