2018年09月02日
マイクロエース コンバットナイフ プラ刃製作 その5 グリップ成型

マイクロエースコンバットナイフのグリップ造形は天然素材であるレザーワッシャーを積層した作りのグリップにしては、均一過ぎて無機質な印象です。
また実物ナイフよりも少々細身です。
そこでポリパテをグリップ全体に盛ってレザーワッシャーを積層したグリップに見えるように成形します。

素組み(画像下)との比較。
実物ナイフを参考に全体的にボリューム感を出してあります。

次にオークション出品中の米軍パイロットサバイバルナイフタイプ模型塗装済み完成品(画像下)との比較。
均一にしない所が本物っぽく見せる為のポイントです。

画像3点は実物ナイフですがレザーグリップの太さや形状は様々であり、今回は最大公約数的な米軍パイロットサバイバルナイフのイメージで製作しています。
ちなみに上からカミラス、旧オンタリオ、現行オンタリオの順です。


現行オンタリオの製品は旧製品(下画像)と比べると同じメーカーで生産されたとは思えないほど不格好です。
その形状はまるで竹輪です。

なだらかな樽型になるように多少削りました。
中央のレザーワッシャーの外径がそれほど大きくないので、ツジツマを合わせるにはこの程度しか削る事は出来ません。


マイクロエース製コンバットナイフにはカミラスの刻印が入っていますが、ブレードの形状は旧オンタリオと酷似しており、個人的にはオンタリオのブレードとカミラスのエンドキャップを組み合わせたキメラ造形であると考えています。

カミラスとのブレードの比較

こちらがオンタリオとのブレードの比較画像となります。
私はマイクロエース製コンバットナイフのブレードはオンタリオの形状に近いと思いますが、皆さんはどう感じられるでしょうか?

形状を出してからサフを吹いて仕上げます。
Posted by 老人ナイフ at 17:23
│マイクロエース コンバットナイフ プラ刃