2019年09月20日
革装備はナイロン装備より劣るのか?

しばらく欠品中だったガーバーマーク2タイプシースが完成したので出品しております。
ガーバーマーク2タイプ関連のオークションは→こちらからどうぞ。


今回再製作したのは補強のホチキス留めが特徴的な最初期モデルと70年代のヘチマ型です。

ヘチマ型シースはナム戦フリークからカルト的人気を誇る映画『84☆チャーリーモピック』でOD軍曹の装備に使われております。
映画は1968年の設定なので、この時点でヘチマ型シースは存在していません。細かい事は気にしない方向で…
パイロット版のヘチマ型シースが存在したのでしょう。いや、実はOD軍曹の自作なのかも知れません。きっとそうです。
ナム戦イベントでも他人の装備をチクチクと指摘せず、↑のようなおおらかな気持ちで脳内処理しましょう!
イベントでは記録用のデジカメは透明で見えない。そう頭の中で考えて下さい。

一部に「革シースはベトナムの気候に合わない。」云々の記述を拝見する事がありますが、だったら90年代まで官給品のナイフシースやホルスターに革素材が使われ続けたのは何故でしょう?
画像右はM1911とM9兼用となった80年代末頃のヒップホルスターです。
基本的な構造は旧ホルスターと同じですが、M1911専用のM1916ホルスターとは微妙にシルエットが異なります。
ちなみにM7ショルダーホルスターもほぼ同時期にM1911とM9兼用とする為の改修を受けています。
Dカンは樹脂製となり、コストダウンの要求なのでしょうか?何処となく革質も低下しました。

ベトナム戦争中の更新は無理だとしても革装備に重大な問題があれば、ナイロン装備への更新が加速度的に進んだベトナム戦争後に真っ先に更新されていても不思議ではありません。
確かに耐水性や速乾性ではナイロン素材より劣るでしょうが重大な欠点とは言えず、論理的に考えるとベトナム戦争で革シースに問題があったとする説は信憑性に欠けます。

画像は革ホルスターの後継となったM12ホルスターです。M1916ホルスターの使用は半世紀以上にも及びました。
これは老人の私的見解ですが、ナイフシースやホルスターがナイロン素材に更新された一番の理由は革装備に問題があると言うよりも製造コストの問題であるように思われます。

革は手入れさえ怠らなければ、人間の寿命以上に長持ちします。非常に優秀な素材です。


シースのお供にガーバーマーク2タイプダミーナイフは如何でしょうか。
残り2点なのでお待ち頂いても値下げはありません。

アイテムには旬があります。ガーバーマーク2関連アイテムの旬は7月~8月上旬で終わっています。
つまり、必要とされる方にはほぼ行き渡ったと分析しています。
仮に作れば売れるアイテムだとしても老人は長々と引きずりませんから、ガーバーマーク2タイプ関連アイテムは既に1軍アイテムから外しております。
常に新しいアイテムを開発し、少量製作するのが老人流です。
ガーバーマーク2は60年代中期以降のナム戦特殊部隊装備を再現する上では欠かせない定番アイテムであり、完全に無くしはしませんが以前のように数点まとめて作り置きをしたり、売れたからといって直ぐに再製作するアイテムではありません。
売れると再製作までに時間が掛かりますので、必要な方は物がある時に入手しておいて下さい。
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