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2019年06月15日
ガーバーマーク2タイプダミーナイフ製作 塗装後編

塗装後編の今回はハンドルを塗装して行きます。
パーティングラインを確認します。サンディングによりモールドが消失しているのが分かると思います。

実物のハンドルは滑り止め用に金属の粉末が吹き付けられており、ザラザラとした表面処理となっています。
例えるならば粗めの紙ヤスリのような質感です。

まず塗料の食い付きを良くする為にミッチャクロン(マルチプライマー)を吹き付けます。
吹き付ける量は、ごく薄くで構いません。
ミッチャクロンは透明なので塗り過ぎに注意が必要です。塗り過ぎると繊細なモールドを潰してしまいますし、乾きが遅くなります。


表面処理の再現にアサヒペンのストーン調スプレーを使用しました。
乾燥硬化するとザラザラとした仕上げとなる便利なスプレーです。
エアソフトのグリップなどの滑り止めに使っている方も多いと思います。
その他の方法としては
①溶きパテを塗って半乾きの状態でブラシで叩いてモールドを再現する。
②アルミフレークが塗装可能な口径のスプレーガンやエアブラシで塗装する。
などが考えられます。
各個がやり易い方法で良いと思います。

スプレー前(画像上段)との比較

厳密には実物と粒子の荒さが異なりますが、許容範囲だと思います。
粒子の荒さはスプレーを吹き付ける距離である程度調整出来ます。

グレイにメタリックや少量の黒を加えて調色した塗料をハンドル中央に塗ります。


塗料が完全乾燥後にハンドル中央をマスキングしてハンドルの両端を黒く塗装します。

マスキングを剥がして革紐を取り付けます。

2ndモデルの仕様であるソリッドカラー(画像上段)との比較


ガーバーマーク2タイプダミーナイフの完成です。塗装前の画像と比較してみて下さい。
一口に塗装と言っても何行程もあり、非常に手間と時間が掛かる作業なのです。
一部に「ダガーナイフへの興味をいたずらに煽っている。」などという意見があるようです。
それならば、実銃を模したエアソフトガンやモデルガンを製造販売しているトイガンメーカーがいたずらに実銃への興味を煽っているのでしょうか?
論理の飛躍も甚だしい。そういう思考は幼稚としか言い様がありません。
Posted by 老人ナイフ at 17:11
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