2019年12月04日
MCナイフタイプ ダミーナイフ塗装

今回はMCナイフダミーナイフの塗装をご紹介したいと思います。ご自身で塗装をされる際の参考にして下さい。
2本同時進行で茶ハンドルと黒ハンドルに仕上げて行きます。
過去記事と重複するので詳細は塗装関連記事からパイロットナイフの塗装をご覧下さい。
KITのバリを取ってサフ吹きを行い、1000番程度の紙ヤスリでサンディングした状態からのスタートです。


まず茶ハンドルの塗装です。塗装は淡い色から順に塗って行くのが基本(例外アリ)です。

塗料は入手が容易で色のラインナップが豊富なタミヤカラーのアクリルを使用しています。

レザーワッシャを積層したハンドルに見えるようにエアブラシで模様(通称ハチ尻)を入れて行きます。

黒ハンドル仕様はセミグロスブラックで塗装しています。

ヒルトとエンドキャップを塗装した状態。

次にブレードを塗装して行きます。
画像はブレードのベースカラーであるフラットブラックで塗装した状態。黒を塗るのは上塗りの発色を抑えるのが目的です。
これぞ正しく前途した塗装の基本(淡い色から塗る)の例外だと言えるでしょう。

ブレードの刃の部分とエッジ(角)をクロームシルバーで塗装します。多少はみ出すラフな感じで十分です。

コーティングの擦れを表現する為に刃の部分とエッジにシルバーが残るようにブレードを塗装して行きます。
ブレードの仕上げは茶ハンドルと黒ハンドルで変えています。
茶ハンドルハンドルは使い込まれてコーティングが落ち金属の地肌が露出した状態。黒ハンドルは軽く使用された状態の再現です。

画像は実物ナイフのブレードですが、黒ハンドルよりも年代的に古い茶ハンドルのブレードは大抵こんな感じでコーティングが落ちて地金が見えています。

ウェザリング(汚し塗装)を施し、ハンドルに半艶のトップコートをスプレーすれば塗装は完成です。
一口に塗装と言っても何行程もあり、非常に手間の掛かる作業となります。

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また、素材がゴムだと特殊な塗料以外は塗料が乗らず(塗料が剥離します。)塗装することが出来ません。

米海兵隊の伝統とも言えるMCナイフですがPXでも入手可能だった為、民生品を含め陸海空全軍で広く使われております。
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