2019年04月14日
トレンチナイフ変換KITのこだわりポイント

出品中のマイクロエースM7バヨネット用トレンチナイフ変換KITには実物っぽく見せる為のディテールが詰め込まれています。

実物M7バヨネットとマイクロエース製プラモデルには多くの相違点が認められます。
いくら実物のスキャバードにマイクロエースのプラモデルを収めてみても詳しい方には直ぐにプラモデルだと見抜かれてしまいます。
完全に実物と同じには出来ませんが近付ける事は出来ます。
次に素組みとディテールアップ品(プラモデル)を実物に例えて相違点を上げて行きます。
画像は素組み→ディテールアップ品の順です。

①ハンドル前方のエクボ
実物のハンドルにエクボはありません。

②ハンドルのネジ
実物のハンドルはネジ止めとなっています。


③ハンドル後方と着剣装置の分割ライン
マイクロエースのプラモデルでは位置決めとズレ防止を兼ねたリブにより、実物とは異なる分割ラインとなっています。
色んな方の作例を拝見しても他の分割ラインは綺麗に消していてもこの部分は未処理になっています。
この部分はモールドでは無く、分割ラインなので処理しなくてはなりません。

実物M7バヨネットの構造をよく知らない為に着剣装置の分割ラインをモールドと思い込んでおられる方が多いせいだと思います。
「実物と全く違う。」と相手の装備を指摘して貶すのでは無く、何をどうすれば良いのか具体的な情報を提供する事が重要と老人は考えます。

④着剣装置の固定方法
実物の着剣装置はプラス頭のネジ止めでは無く、タングを貫通させて溶接止めとなっています。
ちなみに着剣装置の形状が動物の顔に似ている事からマニアの間では通称『コアラ』と呼ばれています。

このように実物との相違点がスキャバードに収めた状態で見えるハンドル部分に集中している事から、ナム戦イベントには最低限これらの点をディテールアップして行かないと
「君、そんなの持ってきちゃダメだよ。分かってないなぁ。オーパーツの持ち込みは景観が悪くなるんだよ。君だけのイベントじゃ無いんだから、もっと周りに配慮しなきゃ。見つけたのが僕で良かったけど他の人ならSNSや掲示板で晒されちゃうよ。」
と鼻息の荒い指摘おじさんの餌食となります。
この老人は『エアソフトガン、参加者も含めて全て当時のベトナムに存在してはいけない。』という考え方です。
逆の言い方をすればエアソフトガンも参加者が日本人であることも含めて偽物は全て許容であるという意味です。
そもそもの出発地点が玩具の鉄砲(オーパーツ)と日本人で、当時物の被服や装備品以外は全て偽物な訳です。
参加者はそれを踏まえた上で参加しているはずです。
偽物が偽物に対して指摘をする権利などありません。
延々とそんな不毛な事を繰り返しているからナム戦界隈は新規や定着する者が増えず、高齢化が進んでイベントは身内だけの同窓会状態になっているのです。
それとも指摘している方は自分がベトナム戦争に従軍した兵士であるとでも思い込んでいるのでしょうか?
健康の為に一日も早く専門医の受診をお勧め致します。
ベトナム戦争当時に玩具の鉄砲を持った日系人だけの部隊が存在したのなら、どうぞ無知な老人にご教授下さい。
有り難い知恵を授けて下さった方のお顔とお名前、何処の派閥に帰属しているかはしっかりと覚えさせて頂きます。


トレンチナイフ変換KITの取り付けで①②が解消されます。
ネジは実物では無くモールドとなりますが、こだわりのマイナス頭形状です。


③に関しては実物と同じ分割ラインで専用設計の着剣装置を製作する事も可能ですが、同時にハンドル側の分割ラインも変更しなければなりません。
画像は分割ライン変更後→変更前の順です。


トレンチナイフ変換KITではマイクロエースの着剣装置も流用可能とする為、プラモデルと同じ分割ラインが採用されています。
矢印の部分に注目して下さい。
画像のように分割ラインの再現は位置決めリブの撤去とパテ埋めで対応出来ます。
作例では2mnのプラ角棒を接着して削り込んだ後にパテで処理してあります。

また、KIT組み込みの副産物としてプラモデルの中空モナカ形状から無垢の樹脂材になることで剛性が上がり、素組みを握った際のギシギシ感が解消されます。

変換KITを見てこの辺りのディテールに気付いていた方はかなりの通と言えます。
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