2019年02月23日
レスポンスはチェックされている!

オークションは狐と狸の化かし合いというか、裏技的な要素を多分に含んでいます。
ようは売り買いを問わず他のオークション利用者と五分に渡り合うにはある程度の経験やテクニックが必要となります。
100%とは言えませんが、新規や評価マイナスIDからの入札は入札を取り消される可能性が高い事を知りながら敢えて入札している訳ですから、『出品者が入札に気付いて入札を取り消すまでにどの程度の時間が掛かるか』レスポンスをチェックする目的の入札である可能性が極めて高い。
当該IDをBLやフォローリストに登録して何ヵ月にも渡りモニタリングしていても取引の痕跡は一切無く、捨てIDの可能性が高かった事を伺い知ることが出来る。

出品者の入札削除のレスポンスを見れば、「何時~何時まではオークションの画面を見れない環境にいる。=勤務先で仕事中」とか「際々入札でなければ削除されてしまう。」などといった出品者の生活リズムやオークションの利用環境を推測することが出来ます。
老人の経験上、入札削除のレスポンスチェックでレスポンスが悪い出品者(入札を削除されない)と判断されれば、その後に非常に悪い、悪い評価が数十~数百で一週間の取引件数が数十~数百、総取引件数が数千~数万といったIDがかなりの高確率で入札して来ます。
個人の利用では考えられない数の取引件数です。
仮に入札を削除されても最初のIDより多少評価がマシな別のIDで入札してくる場合があります。
それはどうしてもその商品を落札したい(落札しなければならない)理由があるからです。
支払いの良い場合もありますが、予想に反してオークションに高値がついた場合は音信不通になるケースも多いようです。
非常に悪い評価の多さはそれを反映したものだと言えます。
この場で入札者の正体を明言する事はしませんが、捨てIDを用いたレスポンスチェックが何の為に行われているのか覚えておいて損は無いと思います。

捨てIDを使った落札者の真の目的が物品の購入では無く個人情報入手が目的の場合は、その後入札→落札→住所、氏名、電話番号入手→人名検索→SNS →プロフィール、投稿内容、画像→本人特定、職業特定、家族構成把握→交友関係把握→知人に接触→友達申請→仲の良い友人に接触→友達申請→本人に接触といった事が十分可能となります。
上に挙げた例はあくまでも例ですが、インターネットが使える環境であれば住所や氏名、購入物品や画像から誰でも自由に追跡が可能です。

ご丁寧にSNSで今日何を食べ、何処に行き、誰と会い、何を買ったか(何を落札したか)、次に参加するイベント名など日々の行動や画像(オークションの落札画面のスクショ)を交えて逐一実況しているんですから、全く危機感が無く自業自得とも言えます。
投稿者が吐き出す情報量が多ければ多いほど個人情報の精度はどんどん高くなって行きます。
SNS中毒で趣味とプライベートの線引き感覚が麻痺している方も少なくありません。
殆どの方がSNS中毒の自覚が無いまま日常的に投稿を続けていると思われます。専門医の受診をオススメ致します。

オークションやネットショップでの売買自体は何の問題もありませんが、それを誰もが閲覧可能なSNSに投稿するのは無防備としか言えません。
貴方のオークションやSNSも誰かにチェックさせていると自覚しておくべきです。
また、狭いミリタリー業界ですから、SNSの投稿がいくら匿名であっても誰が誰であるかは周知の事実でもあります。

オークションは奥が深いので初心者の利用は注意が必要です。
純粋に新たにオークションを始める方はいきなり個人出品者の出品物には入札せず、ショップのオークションなどで取引実積をある程度積んでから個人出品者の出品物に入札される事を強くオススメ致します。
Posted by 老人ナイフ at 20:04
│老人のオークション処世術