2020年03月20日
オクまとめて取引のワナ

当ブログでも何回も紹介しているように近年オークションシステムは大改修を受け劇的に使いやすくなった。
『まとめて取引依頼システム』もその一つである。
システム施行以前、複数落札した場合の決済方法や同梱発送依頼は全て取引の当事者である落札者と出品者の取引ナビによるやり取りに委ねられていた。
それ故、出品者は自己紹介文や商品説明に同梱発送可能である旨を記載したり、落札者は同梱発送が可能か事前に質問欄から出品者に問い合わせたものだ。

現在は同じ出品者(同一ID)から複数落札した場合は落札者から『まとめて取引依頼』をして出品者がそれに応える形で発送方法や送料を連絡するシステムが構築され、ほぼ取引ナビからのやり取りは無くなった。
勿論、出品者は必要に応じて落札者からのまとめて取引依頼を拒否することも出来る。

ここでやっと本題なのだが、オークション利用者がTポイントに代わって便利に使っている『Paypay残高支払い』これがまとめて取引で決済する場合の鬼門となっているのだ。
我々は店頭やネットショッピングなどで複数商品を購入する際に普通にPaypay残高支払いを利用している。
しかし、オークションはそのシステム上、まとめて取引の場合はPaypay決済が選択出来ないのだ。
これを知らないオークション利用者は多い。
詳しくは同じ出品者から複数の商品を落札した場合(まとめて取引)をご覧下さい。
【PayPayでのお支払いはできません】
まとめて取引のお支払いはPayPayを利用できません。Yahoo!かんたん決済のほかの支払い方法をご利用ください。と記載されています。
だから、ポイント還元などで貯まったPaypay残高で支払いをしようと意気揚々と商品を複数落札→まとめて取引依頼→イザ決済という段階になって初めてPaypay残高支払いが出来ないという『罠』に気付くパターンが多い。

1年以内の取引でも「予定していたPaypay残高支払いが使えない。」とのことでクレジットカード決済やコンビニ支払いに変更して頂いた取引が数件ある。
カードを切れる方や現金でのコンビニ支払いや銀行振込に対応出来る落札者なら何の問題も無い。
しかし、Paypay残高での支払いを当てに決め込んで落札した方が何らかの理由でクレジットカード決済や現金支払いが出来ない場合は出品者とのトラブルに発展する可能性が極めて高い。

オークションのシステム上、『まとめて取引依頼を承諾した場合、出品者は簡単決済の期日まで落札者の削除を出来ない』システムなので落札者には簡単決済期日までの猶予はあるが、支払い能力が無い場合は支払い期限切れの後に落札者都合削除となってしまうだろう。
勿論、出品者に落ち度は無いので落札者にはオークションのシステムで自動的に『非常に悪い評価』が下される。
これがオークションまとめて取引の『罠』である。

オークションをトラブル無く長く続けて行くにはオークションのシステムを熟知することが重要です。
どういうシステムの都合でまとめて取引にPaypay残高支払いが利用出来ないのか老人には分かりません。
しかしながら、まとめて取引でもPaypay残高で支払いたいオークション利用者は多いと思うのでオークション運営には是非改善して頂きたい点ではあります。
オークション運営様、どうかご一考をお願い致します。
お陰様で本日も
ミリブロ全国総合ランキング80位
ナイフカテゴリー2位
アウトドアカテゴリー2位
地域別カテゴリー4位 を獲得することが出来ました。(2020年3月21日現在)
いつもご愛読頂きありがとうございます。
Posted by 老人ナイフ at 23:57
│老人のオークション処世術