2020年03月17日
分母を増やす。
今日はナム戦ローカルメイドタイプウォッチベルトの話です。 ちなみに画像は上から古い順です。
実はラーナーのリストバンド試作で採用したサイズ調整機能は最初期のウォッチベルト試作品でボツ案となった物を復活させた物です。
製品版はサイズ調整機能をオミットした代わりに遊びを設けて対応する仕組みになっています。
では、なぜ今になってサイズ調整機能を復活させたかですが、『ナム戦ローカルメイドタイプウォッチベルト』と用途を限定してしまうと自ずと購買層の分母は限られてしまいます。
そこでサイズ調整機能を持たせて時計を取り外した状態でもレザーブレスレットとして使用出来るようになれば購買層の分母を増やす事が可能と考えました。
実は現在廃盤となっているナム戦ローカルメイドタイプウォッチベルトにサイズ調整機能を付帯させた物の試作品2案が完成しています。
どちらの案も長短があり一概にどちらが良いとは言えません。
B案は裏側に若干ベルトが突出しますが、装着感に影響は無いと判断しました。
時計サイズの調整幅に優れたB案を元に細部を詰めて行く予定です。
「そんな複雑な構造にせずともベルトを1本物にすれば解決する問題では?」という猿並みの発想しか出来ない者の声が聞こえて来そうですが、そんなものは既に検証済みです。
検証済みと言うよりも、当時の実物はそのような作りでした。
時計にどの程度の厚みの革が通るのか猿並みの脳ミソでも普通に考えれば分かる事です。
ベルトを1本物にする場合は時計に通す都合、厚みのある革が使えないのです。画像で示しても理解出来ない『猿』はおります。
老人製はベルトに厚い革を使う為に実物を元にアレンジしてあります。
物作りをしたことの無い人間が評論家気取りで意見するものではありません。この手の人間はペラペラの革を使えばそれはそれで批評するのだと思います。
時計の調整機能は2案とも共通なので、A案の画像でご説明させて頂きました。非常に簡単です。
従来型がネジ止めで時計の取り外しにドライバーやコインを必要としていましたが、改良型は工具を一切必要としません。
時計を取り外せばレザーブレスレットとしてお使い頂けます。
試作品はイレギュラーとして近日出品予定です。
その他老人のオークションは→こちらからどうぞ。
Posted by 老人ナイフ at 22:32
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