2020年02月19日
損して得とれ。

現在オークションで毎日くじが開催されているが、必ずしも消費者の購買意欲向上や高額商品の入札に繋がっているとは思えない。
いくらオークション運営がPay pay ボーナスライト還元率のパーセンテージを強調しても給料日前で財布の紐が固い消費者は冷静だ。

例えば30%当選でも実際の還元額には1500円という上限がある。
つまり、1万円の商品を落札しても3000円が還元される訳では無い。頭の良い人は当選のパーセンテージに惑わされずにそこをちゃんと見ている。
30%当選の場合一番得なのは5000円の商品を落札して上限1500円満額の還元を受ける事だ。
5000円前後の商品には入札が入るだろう。しかし、これでは高額商品の入札には到底繋がらない。

運営は薄利多売的に低額商品の落札数を稼ごうと考えているのだろうが、せめて30%上限3000円分の還元であれば1万以上の高額商品にも入札が期待出来るというものだ。
運営の主な収益は出品者から徴収する落札手数料なのですから、高額商品の落札に繋がれば運営と出品者、購入者の3者全てに益がある訳です。
これが『損して得とれ。』という考え方だと思うのだが、運営がやる事の中途半端感は否めない。
それにくじの開催期間が2/17~3/1と長く、高いパーセンテージのくじが当選するまでは入札を見送る人もいるだろう。
老人が運営なら入札を見送らせないようにくじの開催期間を短く設定する。期間が長すぎるのも考えものである。

有名大学出身の優秀な頭脳で固めているであろう大企業なのに、何故こんな考え方しか出来ないのか老人には理解出来ません。
勿論、社員の中には経済や心理学を専門に勉強された方もおられるでしょう。
同じパターンでキャンペーンを繰り返しているので、ちゃんとキャンペーン結果の統計をデータ化して次のキャンペーンに活かしているのか疑問です。
もっと消費者が何を考えているのか理解して庶民的な感覚や思考を身に付けないと、いくらキャンペーンを打ってもこの不景気では入札増に繋げるのは相当難しいと思います。
Posted by 老人ナイフ at 01:50
│老人のオークション処世術