2018年12月11日
放出品が流通しないワケをナイフの用途から読み解く。
官給品スタイルの米軍パイロットサバイバルナイフタイプシース今ロットは既に廃版となっておりますが、セット物の落札により現在出品中の通常版とベルトを追加したソンタイレイダース風カスタムの2点が今ロット最後の出品物となりました。
ご落札ありがとうございました。
ご落札ありがとうございました。
米軍パイロットサバイバルナイフタイプシースは廃版の度に型紙や素材である革を変更して再生産しています。
老人は世の中に同じ物が大量に存在しても面白くないという考え方ですので1型紙につき数本のみの製作に留めています。
つまり、今回の型紙での再生産はありません。
たまに「旧ロットを買い逃したので、旧ロットの型紙で製作して欲しい。」と質問を頂く事がございますますが、それは出来ません。
老人はオーダーを受けてシースを作るシース屋ではありませんし、ナイフシースのオーダーを材料費程度の4900円で受けてくれるレザークラフトショップなどこの世に存在しません。
オークションは落札者にのみ購入の権利が生じます。
『落札』それが全てです。
たかだか5千円にも満たないシースの入札を躊躇して何ヵ月もウォッチリストに入れ散々ウジウジと悩んだ挙げ句、他者に落札されてオークションの質問機能で製作依頼。
一体何をどう考えているのか常識が通用しない質問者の思考には毎度驚かされます。
今ロットをお望みの方はオークション終了と同時に入手手段が消滅します。
今の所、オークションやフリマアプリで今ロットの中古品出品も見掛けませんから、今後は実物ナイフシース同様入手困難になると思われます。
USMCナイフ用シースは補修パーツとしてシース単体で軍に納品されていたのか、たまに放出品店でもシース単体での販売やオークション出品を見掛けますが、米軍パイロットサバイバルナイフ用シースに関してはシース単体での販売や出品は殆ど見掛けません。
これは米軍パイロットサバイバルナイフの本来の用途である撃墜されたパイロットのサバイバル目的であることが深く関係していると考えられます。
要するに米軍パイロットサバイバルナイフはUSMCナイフのように白兵戦やユーティリティ目的で日常的に使用され日々消耗するタイプのナイフでは無く、パイロットが撃墜から救助されるまでの間のみ使用する使い捨てのナイフである事が大きなポイントです。
つまり、航空機のパイロットにとっては撃墜されてサバイバルを強いられるまでは日常的に使用することの無いナイフであり、日々の任務でナイフとシースが消耗する要因がありません。
よって、軍は補修パーツとしてシースを備蓄しておく必要が無いという合理的な判断をしていたのでしょう。
恐らく救助されたパイロットが軍務復帰時には新しいサバイバルベスト一式が支給され古いサバイバルベストやそれに付属するサバイバルナイフは廃棄されるでしょう。
上段画像はサバイバルベストに縫い付けられた米軍パイロットサバイバルナイフシースです。
サバイバルベスト用シースにはベルトループすら無い仕様(下段画像)も存在します。
これが米軍パイロットサバイバルナイフの中古品がナイフ単体やシース単体で流通していない大きな理由だと推察します。
現在流通している米軍パイロットサバイバルナイフのほとんどがパイロット以外の陸上部隊で使用されていた物か民生品、廃棄され放出品となったサバイバルベストから取り外された物だと思います。
現行米軍パイロットサバイバルナイフ(民生品)に関してもシース単体での販売はされていないと思われ、老人製が唯一シース単体で入手出来る手段となっています。
中には老人から買いたくない人や派閥がらみ(不買の呼び掛け)で老人から買えない人も多数いることでしょう。
その手の人間は実装備至上主義者や大御所?にペコペコしている者と重なるので相手にするつもりはありません。
老人はそういう人間に売りたくも買って欲しくもない。
精神が弱いから多数派や権威があると言われている者に金魚の糞のようにぶら下がり庇護を求め付き従う。
非日常を求めて参加している趣味のミリタリーイベントでも会社のようにペコペコしている姿を見て誰も惨めだとは思わないのでしょうか?
一度鏡でペコペコしているご自身の不様な姿をご覧になればよろしいかと存じます。
子供のイジメの図式がそのまま会社組織やミリタリー趣味の世界にも当てはまります。
ミリタリー趣味の世界にも下らない上下関係を持ち出す者が存在すると老人は言いたい。
個々の経済的格差はあっても趣味の世界や精神まで支配されては、もはや人間としておしまいです。
老人は実力も伴わないのに偉そうにしている人間と人に媚びる人間が大嫌いです。