2018年12月12日
サカエヤ製サバイバルゲーム用ゴムナイフ
本日ご紹介するのはサカエヤ製のサバイバルゲーム用ゴムナイフです。
数え切れないほどのゲームで使用し年期の入った面構えとなっています。
老人が現役時代のエアソフトガンと言えばカート式コッキングガンでしたから、ナイフアタックはカートがジャムった際のバックアップ手段として一般的な方法でした。
オリジナルの状態はこちら。
シースにはヌメ床革が使用されており、使用に伴い魅力的な飴色のエイジングとなります。
後にシースがナイロン製になったモデルも存在しました。
The Ninja のシンボルマークがエンボスで入ります。
若い方はご存じ無いでしょうが、サカエヤとチームThe Ninjaが日本に於けるサバイバルゲームのパイオニアです。
ベルトは斜め止めにカスタムしましたので、ベルトの革の色味が異なります。
ゴムナイフの形状はブレードがダガー風でグリップがUSMCナイフ風となっています。
当時の激戦を物語るチョーク粉が生々しいブレード。
ブレードにはサバイバルゲーム専用ナイフであることを示す刻印とThe Ninjaの刻印が入ります。
信頼の日本製です。
ブレードに設けられた溝にチョークを擦り込んで使用します。
ブレードがプレイヤーに触れればチョーク痕がつくシンプルな仕組みです。
コールドスチール製ダガータイプトレーニングナイフ(画像上段)との比較。
ブレードの形状に注目。
コールドスチール製USMCタイプトレーニングナイフ(画像上段)との比較。
グリップは日本人の手に合わせた設計で海外製トレーニングナイフよりも握りやすくなっています。
ゴムの素材感としてはサカエヤ製の方が柔らかいです。
当時のナイフアタックでの戦果ですが、プレイヤー全員がカート式コッキングガンだった頃は次弾を繰り出すのに時間が掛かり、敵の隙を見てそれなりの戦果を上げる事が出来ました。(上画像は当時連射性、装弾数で最強ウエポンだったマルゼンKG-9)
ナイフアタックが有効だったのはポンプアクション化やカートレス化(カートを必要としない)されたエアコッキング式の頃までで、エアソフトガンがガス式フルオート全盛期になるとサイドアームもガス式ハンドガンに移行し、徐々にナイフアタックは減って行きました。
現在の有料サバイバルゲームフィールドではナイフアタックやプレイヤーに触れる行為は全面的に禁止されており、ゴムナイフはバックアップウエポンからダミー装備へとその用途を変えています。
用途がダミー装備となったことで一気にリアル指向が加速し、老人もグリップを実物ナイフと同様の本革としたハイブリットダミーナイフの量産化を進めている真っ最中です。
よろしければハイブリットダミーナイフの記事もご覧下さい。
Posted by 老人ナイフ at 16:12
│その他ダミーナイフ