2025年04月15日
64式狙撃銃専用頬あて 折衷型リニューアル!

64式狙撃銃専用チークパッド折衷型をリニューアルして再製作しました!
ご落札ありがとうございました。



お届けする商品現物の画像です。今回再製作分より型紙を大幅に見直しております。
64式小銃は構造上スコープが左にオフセットされるのでスコープ搭載時は分厚いチークパッドの装着が必須です。
未確認ですが、64式小銃とストックの形状が似ているAR18やFALにも装着出来るかも知れません。
素材には無染色無着色の国産ヌメ革を使用しており、使用に伴い飴色にエイジングして行きます。
国内で生産される皮革の殆んどが北米産原皮を原材料としています。俗に言うトランプ関税の影響で国産ヌメ革の価格も高騰しており、今回よりスタート価格を見直しています。
今後も主材料である皮革素材が高くなる可能性はあっても安くなる見込みはありません。創作活動継続の為、無理な価格での出品はせず状況に応じて粛々と値上げして行きます。

64式小銃用頬あての資料を物色していますと、画像右側の革の断面形状に個体差があることに気付きました。
個人的には革を裁断する際に画像左側の断面はなるべく原皮の傷などを避けて裁断している都合、画像右側の断面形状に個体差が生じているのだろうと言う仮説を立てました。レザークラフトの経験が無い方には意味が分かりにくいと思います。
チークパッドとしての機能に影響しないどうでも良い事ですが、そういう点も含めて推察の上、再現しています。

クッション材には水捌けの良いヤシマットを使用しています
市販品はクッション材として羊毛フェルトや古着を粉砕してシート状に成形した『クズ綿』が使われていますが、水没した際に水を吸って重くなったり、革や糸を腐食させる原因となっています。
このチークパッドであれば万一水没した場合でもクッション材が水を吸って重くなるのを防いだり、革や糸の腐食を抑制する事が出来ます。


64式小銃銃床への装着例
一説で官給品?と呼ばれている『右サイド編み』と『米軍型』の良い部分を取り入れた通称『折衷型』で64式小銃の銃床形状に合わせた立体裁断となっています。

希に米軍M1ガーランド用チークパッドを強引に64式小銃に装着している例を見掛けますが、M1ガーランドと64式小銃とではストックのサイズや形状に大きな隔たりがある為、リアルサイズで製作されているM1ガーランド用チークパッドを64式小銃に装着する事は出来ません。
適正な状態で64式小銃に装着出来ない事を手持ちのM1ガーランド用チークパッドで検証済みです。


冷遇されている自衛隊にチークパッドが支給されていたとは思えません。
個人的には官給品?と呼ばれている右サイド編みの物も必要に刈られた隊員が個人で自作したり、私費調達した民生品の可能性が高いと考えています。
民生品に関しても隊員のアイデアを汲み上げて製品化しているケースが多く、官給品と民生品が混在して使用されているのが実情です。
この手の装備品に関しては何をもって実物、レプリカと厳格に区別出来るような物では無いように思います。

購入者様から一番お問い合わせの多い64式小銃用チークパッドの正式な編み方ですが、当時の自衛隊で頬あての編み方に厳格な規定が有ったかは確認出来ていません。
画像上段では自衛官OBから教えて頂いた編み方を再現しています。恐らく64式小銃以前の主力小銃だったM1ガーランド用頬あての編み方を参考にしていると考えられます。
但し、手持ちの資料では全く異なる編み方の存在も確認しており、何が正解か判然としないのが実際の所です。
個人的にはギュウギュウ絞め込める画像下段の編み方が好みです。編み方に関しては使用者の好みで良いような気もします。

64式小銃用に限らず、別のモデルでも専用チークパッドを製作する事が出来ます。画像やイラストからパターンを起こす事も可能です。
リクエストがあれば某老舗匿名掲示板(Xではありません。)に投稿して下さい。投稿が目に留まれば製作するかも知れません。
本日は『5のつく日クーポン』が配布されています。週末は土日限定『ゴールドクーポン』が配布されます。頻繁に再製作する物でもありませんので、お探しだった方はこの機会にクーポン利用でお得にお求め下さい。
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Posted by 老人ナイフ at 07:45
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