2018年09月03日
USMCナイフタイプシース その4 栃木レザーで作る
ナイフシースの素材として使う栃木レザーのヌメサドルです。
部位により約2.8~3.2mm厚とナイフシース用としては少々オーバースペックですが、その分良い作品が出来ると思います。
革を切り出してベルトループ部分を接着した状態です。
USMCナイフシースはブレード収納部からベルトループまで長尺一枚物の革で作られている為、大判の革が必要で非常に効率の悪い革の取り方となります。
ある意味では贅沢に材料を使ったナイフシースと言えます。
シースの種類によってはブレードが収まる部分にこのようなマチが設けられています。
ブレード収納部を接着した状態です。
一番厚みのある部分は5枚の革が重なっており、その厚みは1.5cm以上。
市販の打ち具であけられる穴の深さはせいぜい1cm以内でしょうから、縫製用の下穴あけや縫製には技術を要します。
縫製用の下穴をあけます。
縫製を終えた状態。縫製は全て手縫いで行っています。
革専用の染料で染色。
良い作品に仕上がったと思います。
Posted by 老人ナイフ at 18:00
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