2020年10月03日
MAD MAX2のナイフアクションを再現!
先日、老人邸に老人のお世話に伺うと唐突に「おい、ロ○コン!小○○愛者!これホンマに出来るかお前やってみい。」と当然お言葉を発せられまして、何かと思えばMAD MAX2でメル・ギブソン演じるマックスがブーツからGERBER MARK2を抜くシーンでした。
それにしても小○○愛者は酷いですよね。トイガン愛好家やミリタリー趣味人、全てのオタクが危険人物扱いされるのと同じです。
チャイドルオタクは勿論、トイガンやミリタリーは健全な趣味でございます。
ドイツのメタルバンド『スコーピオンズ』のヴァージンキラーのジャケットは良い。もの凄く良い。
僕「でも、もうブツが無いですよ。」
老人「ナロータイプで一回やってみい。」
僕「映画のようには抜けんですばい。」
老人「そうか、ほな早よ作らんかい。」
と老人の鶴の一声で製作が決定しました。こんな感じで老人は企画立案するだけで日がな一日寝て過ごす『怠け者』です。
過去記事でも触れていますが、純正シースを短くカットしてブーツナイフにしているだけですから、劇中のように瞬時にシュタっとは抜けないのです。
このGERBER MARK2を抜くシーンは恐ろしく速い。1秒も無いと思います。
レザークラフト担当前任者がコマ送りや静止画にして何度も確認していたのを思い出しました。
ナイフを抜くシーンとナイフを持っているシーンはカット割があり、別撮りと思われます。
映画ではシースがブーツにリベットで固定されているのも抜き易さに影響しているのですが、恐らくブーツに穴を開けてリベットでシースを固定する方はいないので、「シースの外観を崩さず素早く抜く方法はないか?」レザークラフト担当前任者に相談すると「全周にマチが入るブーツナイフ仕様シースのようにマチを延長すれば良い。」と言うのでレザークラフト後任者に製作指示を出しました。
ところがレザークラフト後任のボンクラがマチ延長の意味を理解出来ない始末。
らちが明かないので預けてある型紙を老人邸にFAXすることを伝えると…
「FAXありません。買うんですか?」もしかしてコイツ天然? 女子の天然は許せるけど野郎はねぇ。
馬鹿かー!コンビニのFAXサービスがあるやろー!
ボンクラ後任者の体たらくはコチラ。まるで深海魚です。
ネットで全世界に向けて失敗を晒し上げやんとコイツは上達せん。身内に甘い顔をしたら終わりです。
俺様は教祖である老人や身内である信者であってもアホな言動は徹底的に糾弾する。
そこが身内に甘いあの連中とは決定的に違う点です。
サバイバルゲームチームを率いていた頃も身内に厳しいチームとして有名でした。
いくら遊びだといっても「ゲームに負けたから早く嫁さんや子供が待つ家に帰れる。」程度の考えしか持たない人間では全く使い物になりません。
敵を『親の仇』と憎しみを持つぐらいまで精神状態を昇華させないといつまで経っても上達もしないし勝てない。
こういう事を言うと必ず「サバゲーは紳士のスポーツか遊びか」という論争になるのですが、どちらの要素も併せ持つものであり、個人的には全くの別物と考えています。
ちなみに我が隊の最多フラッグGET記録は未だに破られていません。
と見ず知らずのオッサンが独り言を言ってました。←誰も聞いていないちゅーの。
そんなこんなで完成したのがコチラ。
ご落札ありがとうございました。
ブーツナイフとして使用するので革紐は付属しません。
本来純正シースのマチは約2インチですが、それを全直線部分に延長しました。
昭和の筆箱か!?革の厚みが凄い。超豪華DX仕様と言った所。
見よ!この艶!コバ(革の断面)も綺麗に磨いてあります。
老人ナイフでは床処理剤で磨いた後、更にロウを擦り込んで磨き上げております。
こういう手間の掛かる磨き作業を一切せず、コストを抑えたのが廉価版となります。
画像は廉価版USMCナイフ用シースです。
で、肝心のナイフの抜き差しに関しては『シュタっと』抜けるようになりました。←決してショ○では無い。
これで映画のあのアクションが再現出来ます。
※黒ハンドル仕様がご用意出来なかったのでグレイハンドル仕様で茶を濁しております。
シースは劇中同様大胆にカット!もう貴重な純正シースを切断する必要はありません。
上段の画像は実物の改造ベースとなっている70年代のGERBER Mark2用純正シースです。
映画の物と比べてみるとベルトの長さやブレード収納部上端の形状、リベットの位置が完全に一致します。
同じような角度で撮影してみました。
カメラのレンズの違いによって見え方が異なりますが、かなり実物に近いと思います。
ブーツへの装着例
ガレージパンクバンドをしている僕のステージ衣装で茶を濁しております。
初期MAD3や映画『スコピオライジング』、1950年代の米国アウトローカルチャーなどの影響でステージでは結構ナチっぽい格好やアウトローバイカーっぽい格好をしております。
ナチっぽい格好やアウトローバイカーっぽい格好はしても何故かミリタリーやナイフには全く興味が湧きません。
観客はお持ち帰りしておりません。←いつの時代やねん?
今1970年代みたいな事をしてたらライヴハウスや貸スタジオもソッコー出禁になります。
実物との比較
実物はリングブーツですからFRYなどのメーカーの物を改造すれば簡単に似た物が作れます。
ただ、外国製ブーツは甲の低い人やふくらはぎが細い人しか履けないので注意が必要です。
僕はジーンズだと29と30インチを行ったり来たりです。外国のアーティストみたいにゴツくなりたいのですが…
さすがに28インチを穿いていた頃は頬がこけて「病的で気持ち悪い。」とバイト先の店長(←この人もバンドマン)に言われました。
MAD MAX2仕様のシースは実に1年2カ月ぶりの製作となります。
コアなMAD MAXファン以外の方にニーズがあるとも思えないので滅多に再製作しません。
今回も老人の気紛れで製作したようなものです。お探しの方はこの機会に入手しておいて下さい。
その他老人のオークションは→こちらからどうぞ。