2019年06月29日
最初期モデルを再現!
今までの老人製ガーバーマーク2タイプシースナロー型は最初期モデルからベルトが右留めになる過渡期のモデル(画像2枚目)を再現してきました。
しかし、画像検索でヒットするのはベルトが右留めのモデルが圧倒的に多く、最初期モデルと初期モデルを差別化してモデルアップする事としました。
資料によるとシースのベルトが右留めになったのは1969年頃のようです。
※並行して左留めが販売されていた可能性もあります。
最初期のホチキス留めシースは短命に終わり、少なくても1969年には既に生産されていなかったと考えられます。
そこで従来のナロー型は廃版とし、新たに最初期モデルと過渡期モデル、ベルトが右留めになったモデルのパターンを引き直しました。
複数の画像を元に寸法を割り出し、更に実物に近づいています。
老人製ガーバーマーク2タイプシースのオークションは→こちらからどうぞ。
画像は最初期モデルのガーバーマーク2シースです。
恐らくマーク2発売当初のブレードに角度のついたアーリーモデルはこのタイプのシースに収められていたはずです。
最初期のシースは補強がリベットでは無く大戦型MCナイフシースのようなホチキス留めでした。
ホチキス留めシースは現存数が少なく、直ぐに過渡期モデルであるリベット留めに更新されたと考えられます。
老人製シースもホチキス留めを再現してあります。
購入可能なレプリカとして最初期型を国内でモデルアップした例は老人製が初めてだと思います。
次に各モデルを比較してみます。
上から最初期モデル→過渡期モデル(従来品)→ベルト右留めモデルの順です。
違いが分かりやすいようにシース上端で合わせてあります。
細かい部分ではベルトループの切り込みの位置や長さがモデルによって異なります。
ベルトの向きに目が行きがちですが、ブレード収納部の上端の仕上げが最初期モデルと過渡期モデルではラウンド型であるのに対し、ベルト右留めモデルはヘチマ型のような直線的であることにも注目して欲しい。
収納部上端の位置関係も異なります。
コード通しのついた先端の形状はほぼ共通ですが、ブレード収納部の位置関係に差が見られます。
全て実物シースのディテールを再現してあります。
今後老人製ガーバーマーク2タイプシースは最初期モデル、過渡期モデル(リニューアル版)、ベルト右留めモデル(今後は初期モデルと呼称します。)、ヘチマ型の3ラインナップとなります。
これら代表的なモデルをモデルアップしておけば、ベトナム戦争で使用されたガーバーマーク2のほぼ全ての年代をカバーする事が出来ます。
ホチキス留めの最初期モデルをリベットに変更するだけで過渡期モデルの再現も可能です。
落札時にホチキス留めかリベット留めか選べるように出来れば良いのですがオークション細則により落札後に商品を選ばせる行為は禁止されており、選択制で出品するのは困難と言わざるを得ません。
老人製シースは実物に近付ける為に改良に改良を重ねており、現在国内で入手可能なガーバーマーク2タイプシースとしては最も実物に近いと考えております。
今回製作した最初期モデルと初期モデルは既にオークションに出品済みです。
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最近ガーバータイプシースに「バターナイフは入りますか?」という意味不明な質問を頂きましたが、オークションの注意事項でも予告している通り、質問行為自体がBL登録の対象となります。
結論から申し上げると定規を切った竹光であろうが、バターナイフであろうが、シースのサイズに収まっていれば入ります。
常識的に考えれば分かる内容をわざわざ質問してくる神経を疑います。
老人製シースは食品に用いる道具を収める前提では製作しておりませんので、衛生管理は自己責任でお願いします。
シースの用途は人それぞれです。
竹光を入れようが、バターナイフを入れようが、それは購入者の任意だと思います。
Posted by 老人ナイフ at 14:03
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