2023年05月02日
CORCORANジャンプブーツ出品!
終活処分品としてCORCORANジャンプブーツを出品しました!
出品物は当部隊の隊員間で物々交換となったようです。
大型商品につき送別にすると送料が高額になる地域がある事から送料込みのスタート価格にしてあります。
※オークションのシステム上、配達時間は出品者サイドでは設定出来ません。落札者様サイドでお願い致します。
時間指定もオークションの画面内で完結出来ます。
WWⅡ~1950年代初頭まで支給品であったジャンプブーツですが、1960年代頃から戦闘用ブーツが空挺ブーツを兼ねるようになった為、兵士が私費購入するタイプのブーツとなっています。
私費購入するタイプのブーツとしては戦車兵用のタンカースブーツが広く知られています。
こちらのブーツも当部隊のOB隊員から持ち込まれた物となります。
CORCORANのジャンプブーツは『世界一美しいブーツ』と称されるほど綺麗なシルエットで人々を魅了し、ジャンプブーツの中でも圧倒的知名度を誇る人気ブランドとなっています。
ジャンプブーツは元々セミドレスブーツを原型としていますので、テカテカの鏡面に磨き上げるも良し、艶が引くまでワイルドに使い込むも良し。
WWⅡ米軍ジャンプブーツから採用されている伝統的なメダリオン付きのキャップトゥを装備。
空挺靴なのでスチールトゥは装備されていません。
ジャンプブーツはパラシュート降下による着地の衝撃を和らげる為、他のコンバットブーツよりもバンプ(爪先)が広く日本人の足にも合いやすいのが特徴です。
履きやすいので普段使いにも重宝します。
何度も言いますが、通常スチールトゥ仕様が支給されるのは日常的に砲弾などの重量物を扱う砲兵や戦車兵などの機械化部隊、甲板作業員、整備兵、航空機の搭乗員などです。
歩兵が敢えてスチールトゥ仕様を使用している場合はスチールトゥを必要とする何らかの理由で自費調達したイレギュラーケースと考えて良いと思います。
スチールトゥのブーツは重く動きが鈍ったり、行軍するだけでも疲労が蓄積されるのでフットワークが重視される歩兵に支給されることはありません。
まるで念仏のように「スチールトゥ。スチールトゥ。」なんて言っている奴はサバゲーや軽めのハイキングすらしたことが無いのでしょう。
染料で芯通しされた牛革が使われているので80年代頃の個体と思われます。
ちなみに上質な茶芯革が使われた推定70年代のCORCORANをベースにスタッズベルトなどで有名なHTCがサイドファスナー仕様にカスタムしたジャンプブーツも同時出品しております。
HTCカスタムジャンプブーツの詳細は過去記事『HTCジャンプブーツ出品!』をご覧下さい。
サイズ表記のは11D(約29cm標準幅)で平均的な日本人の足だと28~28.5cmの方向けのサイズです。
おおよそのサイズ(平置き外寸、シューズの場合はアウトソール)
全長 約32.5cm
全幅 約11cm
ブーツ丈(履き口~ヒールの底まで) 約28cm
兵士の名前や社会保障番号が書かれていたのか放出時にCORCORANのタグは撤去されています。
僅かに残るタグから旧ロゴの白タグであった事が分かります。
CORCORAN製のジャンプブーツである事を表す品番1500とシャフト内部に残るスタンプ、ヒールにCORCORANの頭文字を表す『C』の文字が確認出来る事からCORCORAN製と判断しています。
オークションや放出品店のサイトでも装備品に直書きされている兵士の名前と社会保障番号が画像として堂々と掲載されていますが、ベトナム戦争頃のアイテムだとまだご存命の方も多く、果たして個人情報をネット上に掲載して良いのかという疑問が残ります。
中古のDOG TAG(認識票)なんて氏名や血液型、宗教まで分かってしまう個人情報の宝庫みたいな物だと思うのですが…
それって販売しても大丈夫なの?
ソールはグッドイヤーウエルト工法のセパレートソールでオールソールの張り替えが可能な豪華な作りです。
ヒールにはCORCORANの頭文字である『C』が確認出来ます。
タグ欠損の状態を考慮し、スタート価格は低く設定してあります。気にならない方にはお買い得となっております。
お探しだった方はこの機会にお求め下さい。
当部隊のOB隊員から預かった大量の終活処分品も分別整理出来ず、カビ対策など管理の大変なブーツ類から順に出品しているような状態です。
殆んどの購入者様がミリブロからアクセスしてくれているようですが、記事にせず出品するケースもありますのでオークションはマメにチェックして下さい。
その他老人のオークションは→こちらからどうぞ。
お陰様で
ミリブロ全国総合ランキング82位
ナイフカテゴリー2位
アウトドアカテゴリー3位
地域別カテゴリー3位 を獲得することが出来ました。(2023年5月2日現在)
いつもご愛読頂きありがとうございます。