2021年06月24日
空軍憲兵な君に!
米空軍憲兵用リボルバーホルスターの試作品をイレギュラー出品しました!
ご落札ありがとうございました。
老人ナイフでは試作品をイレギュラーとしてお手頃な価格で出品しております。
米空軍には独自の装備があり、こちらのホルスターも空軍憲兵専用装備の一つとなっております。
比較的実物の入手が容易なベルトループ式を製作しても意味は無いので、今回は入手困難なスイベル式を再現しました。
正式にはGUU-1/Pホルスターと呼ばれているようです。
本来は38口径のS&W M15 コンバットマスターピース専用ホルスターということですが、M10など別のモデルが収納されているケースもあります。
汎用設計では無いにしてもある程度は融通が効く作りだと考えられます。
空軍憲兵の他、一部は南ベトナム軍や南ベトナムの警察機関でも使用が確認されており、南ベトナム軍装備にもオススメです。
以前に製作した→スイベル式南ベトナム軍ホルスターは米空軍憲兵用ホルスターの影響を受けていると考えて良いと思います。
当たり前ですがワイヤーフックはピストルベルト対応です。実物同様スイベルはスイング式で可動します。
スイベル背面のフラップも実物同様です。
ホルスター本体とスイベルの接合には化粧ボルトが使われており、フラップは金属が直接接触して被服が痛むのを防ぐのが目的でしょう。
ホルスター用の化粧ボルトは海外から入手可能ですが送料などの諸経費を加えると非常に高額となるのでカシメと樹脂ワッシャで可動ギミックを再現してあります。
化粧ボルトは旋盤で削り出す事も可能ですが、結局メッキを外注に出すと相当な数を作らない限りパーツとして現実的な値段にはならないと思います。
そもそも現在模型担当が欠員しており、老人ナイフに旋盤を扱える人員がおりません。
もしスイベル用の化粧ボルトをお持ちでしたら、購入後にご自身で交換されても良いでしょう。
フラップが省略され化粧ボルトが露出しているモデルの存在も確認されており、それが製造メーカーの違いによる相違なのか初期モデルと後期モデルの仕様による違いなのかは分かりません。
コストダウン目的でフラップが省略された可能性はあります。
僕はミリタリーやナイフには全く興味が無いので興味がある方は各個で調べてみて下さい。
素材には無染色無着色のナチュラルな国産ヌメ革を手染めしています。槽で染色しない事から『丘染め』とも言われている昔ながらの製法です。
染料で芯通ししていないので使用に伴い茶色く褪色する所謂『茶芯エイジング』となります。
古い革製品は大抵この製法か茶色く染めた後に表面に黒い顔料を薄く吹き付ける顔料仕上げで生産されています。
好みの分かれる所ですが、染料で芯まで黒く染色された革はいつまで経っても黒いままで茶色く褪色することはありません。
それを「長期間美観が保てる。」と解釈するか「革製品としての味が無い。」と思うかは人それぞれです。
M10 4インチバレルの収納例
M10であればテーパーバレル、ブルバレルを問わず収納可能です。画像ではブルバレルを使用しています。
その他のモデルの収納に関しては未確認です。
装備への組み込み例
やはり空軍憲兵独自の装備だけあってホルスターを装着すると一気に空軍憲兵の雰囲気が出ます。
実物との比較
かなり実物に近いと思います。入手困難な実物の代用品としては十分ではないでしょうか。
特筆すべきは実物を分解して型紙を起こしたのでは無く、画像から数値を割り出している点です。
このホルスターでは寸法が規格で決まっているワイヤーフックやボタンを基準に各部の数値を割り出しました。
資金力のあるメーカーや個人などは実物から型紙を起こしているようですが、そんな方法なら金さえあればアホでも作れます。
潤沢な資金や特別な設備が無くてもそれなりに再現度の高い物が製作可能である事を民衆に伝え、希望を与えるのと同時に金に物を言わせる拝金主義者や支配階級にクサビを打ち込みたい。
自らの好感度を上げる目的で「みんな仲良く。」みたいな性善説や「世のため人の為」みたいな『偽善』を語るつもりは毛頭ありません。
決して手放しで「みんな仲間。」とは言えないのが現実。純然たる敵や悪意を持つ者は我々の周りに存在します。
キラキラした綺麗な言葉に惑わされず人間の本性を見抜く事が重要です。
弱者には戦法によっては蟻でも象を倒せる事を知って欲しい。これは支配階級に対する老人ナイフ流の抵抗運動でもあります。
老人製南ベトナム軍ホルスターなどは当時の実物よりも高値がついて「気に入らない。」と思っている輩が相当居るらしく、この作戦行動は実際に戦果を上げています。
支配階級に「くそう。」と苦汁を舐めさせる事が出来れば大成功でしょう。
連中が躍起になって老人ナイフを消したがっているのは自分達が特別な存在で崇拝の対象であり続ける為に反抗的で対極の存在である老人ナイフが目障りだからです。
連中は「老人ナイフなど取るに足りない存在だ。」と言いつつも、我々の抵抗運動に影響を受けた第2第3の老人ナイフが現れるのを恐れているのです。
本当に取るに足りない存在なのであれば出品物に対して執拗に虚偽の違反申告をしたりブログ削除の要請などせず、老人ナイフが何をしようと放置して静観しているはずです。
そもそも老人ナイフの出品物が幾らで売れたかチェックしたり、老人ナイフのブログを見てる時点で老人ナイフの動向が気になってるという事を自らの行動で示しているようなものです。
「みんな仲間。」「初心者大歓迎!」が聞いて呆れます。
たまにオークションやeBayでもこのタイプのホルスターを見掛けますが、元々玉数が少なく保存状態の悪い物でも高値で取引されているようです。
実物の国内相場はここ10年で倍以上になったと思います。昔は人気の無いマイナー装備で一部のコアなマニアを除けば見向きもされていませんでした。
お探しだった方は是非この機会にお求め下さい。
その他老人のオークションは→こちらからどうぞ。
Posted by 老人ナイフ at 00:53
│オークション│空軍憲兵用ホルスター